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第4章 不動産の価格に関する諸原則 

不動産の価格は、不動産の効用及び相対的稀少性並びに不動産に対する有効需要に影響を与える諸要因の相互作用によって形成されるが、その形成の過程を考察するとき、そこに基本的な法則性を認めることができる。不動産の鑑定評価は、その不動産の価格の形成過程を追究し、分析することを本質とするものであるから、不動産の経済価値に関する適切な最終判断に到達するためには、鑑定評価に必要な指針としてこれらの法則性を認識し、かつ、これらを具体的に現した以下の諸原則を活用すべきである。 

これらの原則は、一般の経済法則に基礎を置くものであるが、鑑定評価の立場からこれを認識し、表現したものである。 

なお、これらの原則は、孤立しているものではなく、直接的又は間接的に相互に関連しているものであることに留意しなければならない。 


Ⅰ 需要と供給の原則 

Ⅱ 変動の原則 

Ⅲ 代替の原則 

Ⅳ 最有効使用の原則 

Ⅴ 均衡の原則 

Ⅵ 収益逓増及び逓減の原則 

Ⅶ 収益配分の原則 

Ⅷ 寄与の原則 

Ⅸ 適合の原則 

Ⅹ 競争の原則 

ⅩⅠ予測の原則


ポイント


総論4章は価格はどのように形成されるかを示した11の原則からなります。
(「じゅへんだいさいきんしゅうしゅうきてききょうよ」で復唱すると覚えやすい)

「最有効使用の原則」が最も重要で、暗記も必須です。
それ以外では、最有効使用に関係する「均衡」「適合」「変動」「予測」も重要度が高い原則です。

論文試験対策では、それぞれの原則は、定義より「他の原則との関係」、「総論6章の分析との関係」、「総論7章の評価手法との関係」などに注意して暗記すると効果的です。