この方法は、対象不動産が建物及びその敷地である場合に、その物理的な構成要素(土地及び建物)に係る各還元利回りを各々の価格の構成割合により加重平均して求めるものである。 (留意事項) (ウ)土地と建物等に係る還元利回りから求める方法 この方法は、対象不動産が土地及び建物等により構成されている場合に、土地及び建物等に係る利回りが異なるものとして把握される市場においてそれらの動向を反映させることに優れている。 上記による求め方は基本的に次の式により表される。 数式 R=RL ×WL + Rn×Wn R:還元利回り RL :土地の還元利回り WL :土地の価格割合 Rn :建物等の還元利回り Wn :建物等の価格割合 |
不動産鑑定評価基準の暗記法・勉強法 > 総論 第7章 > 第1節 価格を求める鑑定評価の手法 > Ⅳ 収益還元法 > 3.適用方法 > (2)還元利回り及び割引率 > ② 還元利回り及び割引率の算定 > イ還元利回りを求める方法 >